リウマチの私がMTXとステロイドを卒業できた方法②

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    ②も読んでくださり有難うございます
    当記事ではMTX、ステロイド卒業に
    大きく貢献してくれた
    銀歯(歯科金属)除去について
    詳しく説明します!

    お忙しい方は
    【まとめ】の部分だけでも
    読んで頂ければと思います。

    この記事を読むと、これらのことが分かります。

    • なぜ銀歯(歯科金属)・歯周病が関節痛を引き起こすメカニズム
    • 重金属(銀歯などの歯科金属)蓄積が身体に及ぼす影響
    • 歯科金属・歯周病が原因で発症する【掌蹠膿疱症性骨関節炎】
    • 筆者の銀歯(歯科金属)完全除去までの過程
    • その期間と費用
    • 除去後のリウマチの変化
    目次

    はじめに

    この記事はこれらの本の情報を参考に作成しました。

    銀歯と歯周病が関節炎を引き起こす!?

    リウマチの私がMTXとステロイドを卒業できた方法①でもお話した通り

    金森重樹さん著の120歳まで元気に生きる 最強のサプリ&健康長寿術

    銀歯(歯科金属)等の重金属が口腔内で溶け出し

    その重金属が体内に蓄積することで

    アトピーや関節痛などの炎症の原因となる

    と書かれていたのをキッカケに

    歯科金属とリウマチの関係性について調べたことを

    前提知識として

    まずはご説明しますね。

    歯周病はリウマチ発症リスクをあげ、リウマチを悪化させる要因となる

    まずリウマチと深い関係にある歯周病についてお話ししたいと思います。

    慢性炎症である歯周病とリウマチは

    どちらも共通の炎症性サイトカイン(TNFーαやインターロイキンなど)を利用して

    炎症という現象を発現しており

    つまりは、どちらも炎症発生のメカニズムが似ている

    相互作用によって、両疾患の発症・悪化のリスクをあげてしまうみたいです。

    また、最近の研究によると

    歯周病菌の一種であるP.gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)

    通称Pg菌がリウマチの発症・悪化に深く関わっていると言われています。

    なんでもこのPg菌、ジンジパインという酵素を作り

    口腔内から血流に乗って腸内や関節(滑膜)内にまで侵入し

    腸内環境を荒らして腸管免疫機構を低下させたり

    関節滑膜内のタンパク質を変形させたりしてしまうらしいです😵!!

    タンパク質が変形してしまうと

    体内の免疫細胞がそれを異物と認識、攻撃し排除しようとします。

    本来は自身の細胞なのに、異物と認識して攻撃するって…
    自己免疫疾患と同じやないかい!!

    だから歯周病が関節痛を引き起こすのでは?と
    言われてるのか…

    因みに、この時に免疫細胞が攻撃の為に抗体を出します。

    これを抗CCP抗体と言います。

    リウマチ診断の時見た
    あの抗CCP抗体です。

    これらの要因により

    歯周病はリウマチ発症リスクをあげ、リウマチを悪化させる要因となるというわけです。

    銀歯が歯周病の原因となる

    次は銀歯についてお話ししますね。

    一般的に、歯周病の一番の原因

    歯に付着するプラークと言われていますが

    それ以外に銀歯も関係しているって

    知っていましたか?

    銀歯の詰め物や被せ物(クラウン)の

    寿命は大体5〜7年(諸説あり)と言われていて

    時間の経過と共に摩耗していき

    歯と銀歯の間に隙間ができます。

    その隙間に歯周病菌が入り込むことで

    歯周病が悪化するというわけです。

    歯周病菌だけではなく、虫歯菌も入り込むので
    銀歯を取ってみたら虫歯になってましたというのは
    歯医者の中ではあるあるらしいです💦
    因みに私の9個あった銀歯の内一つは虫歯になっていました😭

    以上のことから

    歯周病と歯周病を悪化させる銀歯(歯科金属)が

    リウマチにとってよくないものである

    という事は分かって頂けたと思います。

    次からは

    筆者が銀歯除去をするに至った根拠となる

    歯科金属による悪影響や

    それが起因となるリウマチと酷似する疾患について

    説明していきたいと思います。

    銀歯などの歯科金属が身体に及ぼす悪影響

    銀歯などの歯科金属による悪影響は様々ありますが

    ここでは関節痛やリウマチに関連のある歯科金属アレルギーついて

    詳しく説明します。

    歯科金属アレルギーの原因になる

    歯科金属の害の中で最も明らかになっているのが

    歯科金属アレルギーです。

    私たちの体は、自身の細胞以外のタンパク質が入ってきた場合

    それが異物か非異物かを判断します。

    異物だった場合、それを攻撃して体外に排出しようとします。

    この防御反応が過剰になってしまう事をアレルギー反応と言います。

    歯科金属アレルギーの場合は

    口腔内に溶け出す金属イオンが原因でアレルギーを引き起こします。

    えぇー!!
    金属が溶け出すって
    そんな危険なものなのに
    治療に使われてるの!?

    歯科金属は金属全体の中ではイオン化しにくいと言われていますが

    それが24時間365日口腔内にいることが問題なんだそうです。

    食物アレルギーや花粉アレルギーは
    原因部質を除去すれば症状は治まるけど
    歯科金属は歯科治療しなければ除去できませんもんね💦

    口腔内の唾液による湿潤状態や

    酸、熱、摩擦などの要因によって

    少しずつ金属イオンが溶け出し

    それが長い時間をかけて蓄積していく事によって

    金属アレルギーを引き起こす原因になっているそうです。

    歯科金属アレルギーは金属を入れてから10年20年以降に現れることも

    先ほどお話しした通り

    金属イオンは長い時間をかけて蓄積していく為

    症状が現れるまで一定の時間がかかります。

    アレルギーには体内に入ってからすぐ反応する

    1型(即時型)アレルギーから

    症状が遅れて出てくる遅延型アレルギーまで

    発症機序によって4つに分類されていますが

    歯科金属アレルギーは

    その内の4型(遅延型)アレルギー に当てはまります。

    そのため、不調があったとしても

    その原因がアレルギーと判明しない

    あるいは不調の原因が歯科金属とわかるまでに

    10年20年かかることがあると言われています。

    歯科金属がアレルギーを
    引き起こすってのは
    分かったけど
    それが私に当てはまるの?
    てか、歯科金属アレルギーって
    どんな症状があるの?

    歯科金属アレルギーが原因で
    現れる症状や疾患について
    簡単に箇条書きでまとめましたので
    ご覧くだざい

    歯科金属アレルギーによる症状や疾患

    • 歯周病
    • 動脈硬化
    • 冷え性
    • 関節炎
    • 頭痛
    • イライラ
    • 疲労感
    • 目眩
    • 喘息
    • アトピー性皮膚炎
    • 食欲不振
    • 糖尿病
    • 脱毛
    • 脳梗塞
    • 認知症
    • シミシワたるみ
    • 誤嚥性肺炎
    • 細菌性心筋炎
    • ピロリ菌
    • 胃潰瘍
    • 便秘
    • 下痢
    • 早産
    • 低出生体重児
    • 掌蹠膿疱症

    ん?
    なんで掌蹠膿疱症だけ
    目立たせてるの?

    よくぞ聞いてくれました!!←
    ここからお話しする掌蹠膿疱症こそ
    私が銀歯除去を決断する決定打になったものです

    歯科金属・歯周病が原因で発症する【掌蹠膿疱症性骨関節炎】

    金森重樹さんの著書の一節をキッカケに

    上記のような情報を集めていた時に出てきたのが

    これからお話しするリウマチの病態と酷似する

    掌蹠膿疱症性骨関節炎でした。

    はじめは歯科金属が原因でなる疾患を検索していた時に知り

    掌蹠膿疱症が出てきた時に

    「掌蹠膿疱症ってなに?てかなんて読むの?」ってなりました😅

    看護師なんですが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は
    知りませんでした💦(お恥ずかしい…)
    医師である夫に掌蹠膿疱症の事を話したら
    夫「あぁー掌蹠膿疱症ね」って知ってました…w
    さすが医者だなと思いました←

    掌蹠膿疱症とは

    掌蹠膿疱症は掌や足裏に水疱や膿疱が繰り返しできる皮膚病で

    リウマチと同じく未だ原因不明で

    掌蹠膿疱症罹患者のうち10〜30%は骨や関節が痛む症状が出る

    掌蹠膿疱症性骨関節炎を合併している

    言われています。

    人によっては皮膚症状はなく骨関節炎の症状のみの方も

    いるそうです。

    掌蹠膿疱症(性骨関節炎)の原因

    未だ原因不明と言われていますが

    喫煙

    無症状の扁桃炎上咽頭炎甲状腺炎歯周病などの病巣感染

    頑固な便秘過敏性腸症候群

    金属アレルギー

    過度なストレス

    発症に深く関わっていると言われています。

    実際に扁桃腺摘出歯科金属除去をした事によって

    症状が改善されたという事例が複数発表されています。

    調べた中で
    現在、掌蹠膿疱症は自己免疫疾患ではないかと
    言われていて
    実際に掌蹠膿疱症の治療で
    MTXやバイオ(生物学的製剤)が使われていて
    効果が出ているそうです

    掌蹠膿疱症性骨関節炎の症状

    掌蹠膿疱症性骨関節炎は大きく5つの部位に痛みや圧痛や腫脹が現れます。

    1. 胸鎖関節痛(胸から肩周り)人によっては胸痛に似た症状を呈する
    2. 椎骨痛(首から肩甲骨の間)
    3. 仙腸関節痛(腰回り、股関節)
    4. 手指の関節
    5. 足底部痛(足の裏)

    掌蹠膿疱症に詳しい先生に聞いたところ
    発症時は手と足の裏の症状から出やすいらしく

    私がリウマチを発症した当時
    手と足裏の痛みがありました。

    筆者の銀歯(歯科金属)完全除去までの道のり

    これまでの長い説明を読んで下さった方で

    当時の私のように

    「私も銀歯とか歯周病とかで関節が痛いのかも!?」

    「もしかしたら私はリウマチじゃなくて掌蹠膿疱症性骨関節炎なんじゃ?!」と

    思われて今すぐ歯医者に行こうとしている方いませんか?(いないかw)

    もしそう思われた方は、この先の話も必ず読んでくださいw

    私は上記の情報を知り

    「この痛みが少しでも良くなるなら一刻も早く銀歯除去したい!」と思いました。

    只ここで一つの問題にぶつかります

    仮に掌蹠膿疱症性骨関節症だったとしても
    私は皮膚症状は無いから診断される可能性は低い…

    銀歯除去したいと言っても
    医療的に銀歯除去しないといけない事由が無いから(現時点では)
    するってなったら全部自費治療になってしまう可能性がある…

    私リッチはケチなので、治療費を少しでも節約したかったんです。

    そして考えに考えまして

    一つの解決策を見つけました

    金属アレルギー検査で金属アレルギーと診断してもらおう!

    そうだ!
    金属アレルギーと診断されたら
    銀歯除去する理由になるじゃん!

    私は高校生頃からアクセサリーをつけたら

    皮膚が少し赤くなって痒みもありました。

    だから、少なからず金属にアレルギーがあると

    思っていたので

    診断される自信がありました←

    ネットでアレルギー検査を行っている近隣のクリニックを探し

    丁度、アレルギー治療に力を入れている皮膚科で

    アレルギー検査を行っているとホームページに書かれていたので

    そこで検査をお願いしました。

    近年、金属の価格が高騰している為か
    金属アレルギー検査を行っているクリニックが
    減ってきているそうです。
    もし近隣に検査を行っているクリニックがあったらラッキーですね。

    因みに
    金属アレルギー検査の検査料
    個々のクリニックや病院によってまちまちらしく
    (調べる金属の個数によるかと)
    一般的には1500円程度だそうです。

    私が検査を受けた時は
    診察料込みで1710円でした。

    本当に金属アレルギーだった

    結論

    見事なまでの反応っぷりでした😇w

    私は13種類の金属を検査したのですが

    パラジウム

    クロム

    がアレルギーでした。

    あれ?銀歯なのに
    銀はアレルギーじゃなかったの?

    私も「銀では無いんだ?」と思ったのですが
    歯医者さんに聞いたところ
    これらの金属は
    ほとんど全ての歯科金属に使われているそうです。

    ひとえに銀歯と言っても
    金銀パラジウム合金銀合金
    ニッケル・クロム合金などと様々あり
    銀歯は複数の金属を混ぜて作らているそうです。

    金属アレルギー検査の方法をザックリ説明

    金属アレルギー検査では

    試験用の金属がついたパッチを

    傷等が無い腕や背中に貼り、48時間(2日間)貼りっぱなしした後

    48時間経過後にパッチを剥がして

    3日目と7日目に皮膚の症状を見て

    アレルギー反応があったら

    金属アレルギーと診断されるのですが

    私は貼った数時間後から頭痛と倦怠感が生じ

    翌日の朝には、パッチ部分の皮膚が熱感を持ち

    痛痒さまであったので

    すぐに検査先の皮膚科に症状を伝え受診

    検査中断となりました😇

    パッチを剥がしてみたら

    皮膚がただれていて

    このまま48時間付けてたら潰瘍になってたね

    と先生に言われました😭

    何はともあれ

    金属アレルギーと診断してもらえたので

    これで私の銀歯除去を無事スタートすることが出来ました。

    金属アレルギーの診断書をもらって歯医者へGO!

    さぁさぁさぁ

    これからが本題ですね←

    皮膚科から診断書をもらったら

    あとは歯医者で治療をしてもらえばオッケーなのですが

    ここでもまた問題が生じます

    それは近隣にかかりつけの歯医者が無い!!

    という事でした。

    もし、銀歯除去をしようとしている人で
    私のようにかかりつけの歯医者いない場合は
    信頼できる歯医者さんを見つけてから
    診断書をもらった方がいいと思います。

    元々かかりつけの歯医者がある人は問題ないのですが

    私は転勤族で、かかりつけの歯医者が無かったので

    歯医者選びに少々時間がかかりました。

    ネット等で調べ

    何件かの歯医者に問い合わせをしましたが

    その当時は567(察して)理由で

    「新患受け入れしてない」といったところや

    患者の希望無視で

    現時点で必要ない歯列矯正やホワイトニンングなどが優先の

    残念な歯医者などがあって

    ちょっと大変でした💦

    まあ頑張って探したことで

    結果、患者の意見をしっかり聞いてくれて

    とても上手に治療してくれる

    今の先生に出会えたので

    この時間は無駄じゃ無かったなと思います😁

    銀歯9本の除去治療開始

    銀歯9本…
    すごいね…

    お恥ずかしい…😭
    子供の頃、歯磨きをよくサボり
    甘いものをよく食べていたからだと思います💦

    私は左右の上顎の奥歯2本ずつ(計4本)の銀歯の詰め物(インレー)

    左の下顎の奥歯2本の銀歯の被せ物(クラウン)

    下顎の前歯2本の裏側の銀歯

    と白い被せ物だけど歯の根だけが金属の物を

    全てメタルフリーにしました。

    金属アレルギーの診断書があった為
    前歯の2本以外は全て保険適応で
    置換することができました。

    前歯は審美性を加味して
    自費のジルコニアにしました。

    治療期間とその費用

    皆さんが一番知りたいであろう

    治療期間と費用ですが

    簡潔にいうと

    期間は

    約5ヶ月

    費用は

    221,310円でした!!

    この内、前歯2本は16万円なので

    それ以外の7本は保険治療で約6万円で置換できました。

    これは私の場合なので

    必ずしも皆さんがこのくらいの治療費になるわけではありません。

    (銀歯の本数や処置内容や歯科材料の種類によって変わりますからね)

    一つの目安として参考にしていただければと思います。

    除去後の変化

    こちらの記事でもお話ししましたが

    除去後はどんどんリウマチの症状が軽快していきました。

    銀歯除去の効果は早い段階から現れて

    左下の奥歯2本を除去してから

    1週間程で

    よく腫れてた膝が全く腫れなくなり

    下肢の浮腫みも軽減しました。

    当時の私にとってそれはすごい衝撃でした。

    その後は徐々に徐々に

    肩や肘、手指の腫れや痛みが収まってきました

    治療前は半日布団でグッタリ

    子供が保育園から帰ってきたら

    無い体力を振り絞って家事育児をしていたのが

    朝は痛みやダルさが無く起きられ

    1日中家事育児で動き回れる

    しかも運動まで再開することができる程に回復しました!

    一か八かで始めた銀歯除去が

    こんなにも効果を表した事に

    自分自身ビックリでしたが

    決断実行して本当に良かったなと思いました😭

    まとめ+これから銀歯取ろうとしている方へ

    では最後に

    私が皆さんにこれだけは読んでって!!という内容を

    まとめます。

    最初にこちらのまとめを読んだ方で

    「何で?」と疑問に思った事があったら

    この記事を初めから順に読んで頂ければと思います。

    • 銀歯などの歯科金属は歯周病や金属アレルギーの原因となる
    • 歯周病はリウマチ発症のリスクをあげると共に症状を悪化させる要因となる
    • 金属アレルギーはリウマチに限らず様々な不調や疾患の原因となる
    • リウマチの方で銀歯や歯周病がある方は銀歯除去、歯周病治療をお奨めする
    • 銀歯除去をするのであれば、まず初めに金属アレルギー検査を受けよう
    • 診断書があれば、大体の歯は保険診療で治療できる
    • 銀歯の本数が多いとその分治療期間は長くなるので信頼できてストレスのない歯医者を選ぼう

    おわりに

    この記事がきっかけで

    同じリウマチの方の苦しみが少しでも軽減できたら

    私は嬉しいです。

    お互い寛解に向けて頑張りましょう!

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    この記事を書いた人

    当ブログは20代でリウマチを発症した30代看護師ママのリッチが
    内服薬ゼロでリウマチ寛解という目標を達成するまでのプロセスや
    その方法、知識を発信しています!
    (2022年6月現在アザルフィジンのみになりました!)

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